悪夢のような大地震と大津波からはや一週間がたちます。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。そして、被害に遭われた方々の避難場所でのご苦労、ご心痛にどうか耐えて、がんばってくださいとしか申し上げられません。
当地にもいち早くニュースが流れ、連日関連ニュースが報道されています。写真はブラジル最大の総合週刊誌「ヴェージャveja」誌の表紙です。福島原発の解説も詳しくされています。日本は自然災害予防と対策に最も進んだ国なのに、それでも対処がうまくいかないのは?など。
身近なブラジル人から一番多くきかれる言葉は、日本はスーパーなどの略奪などが起こらないのか?道路や駅で大混乱が起きないのか?地震で揺れているのに、従業員はなぜ逃げないで、店の棚などを抑えているの?もう考えられないことばっかり!と驚きの声ばかりです。これは日本人のあきらめからでしょうか、成熟した
社会になったのでしょうか。BBCやフランス・ドイツ等のメディアも同じことを賞賛しているそうです。
ちょっと、うれしい気持ちになりました。
ブラジルの日系人社会でも義捐金の収集にいくつかの銀行口座が開かれています。毛布やおしめ、食料品を持ち込む方もあるようですが、送料が高いため、ご遠慮しているそうです。阪神・淡路大地震のときも多くの
日系人・ブラジル人の善意が集まりました。JICAなどを通して、ブラジルも日本政府から多大な経済援助を受けています。今度はブラジルの番です。たとえ小さなものでも。
昔から自然災害を受けてきた日本人はいつもそれに打ち勝ってきました。今度も復興に向け、全国民が国際社会からの暖かい援助と共に立ち上がると信じています。地震も津波もないブラジルで、文句ばかりの生活を反省しています。
ガンバレ日本!
石原東京都知事の談話のなかに、今回の天災は天罰だとのコメントがありました。それで思い出しました。
良寛さんの書に「津波後作」?というのがありましたね。人間のあまりの思い上がりに、風狂の自然がむくいたとかの内容でした。少し思い当たるところもありですね。原発も?!
未曾有の大地震・大津波 お見舞い
ラベル: 普段着の生活