エルニーニョ現象の影響とかで、サンパウロもリオ市も豪雨の被害が続出。がけ崩れなどで死傷者も出る悲劇に。
そんな記事の中に「教会崩壊!妊娠したマリア像は無傷!」という見出しが飛び込んできました。昨年、旅したサン・ルイス・デ・パライチンガ(São Luiz de Paraitinga)という町の教会です。
18世紀の末ごろ、この町は奥地でのインディオ狩り、宝石探し、鉱物資源の発掘など
でブラジルの領土を広げていったバンデイランテスの活躍場所でもあり、サンパウロへ(170k)の供給点でもありました。パライチンガとはインディオ語で「きれいな水」の意味です。歴史的な町並みを残した静かなたたずまいの町でした。
水害で、ダメージを受けたことが残念です。州政府は災害の復興と文化財の修復を約束しています。
この教会には、ブラジルに3体しかない「妊娠したマリア像」(写真)があります。カトリック国ですから、どの教会にもマリア像や聖女像があり、人々の心の糧になっています。このイマージンは珍しいということなのでしょうか。
もう一つマリア像話。この国の守護神とされるマリア・アパレッシダ像は黒い肌の聖女です。最初にみたとき、あれっ・・・ブラジル的と、感心したことがあります。アフリカではあるとのこと。欧米ではお目にかかれないのではないのでは。それぞれの民族の心を映し出しているのでしょうか。
マリア像いろいろ
投稿者
aozora
at
2010年3月11日木曜日
ラベル: カルチャー・スポット
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