2014年ワールドカップ、2016年にリオ・オリンピックとすごいイベントをかかえているブラジル!
問題の一つが「ファベーラfavela」。貧民窟などという古い訳もありますが、普通の低所得層住宅集団です。サンパウロでは40%がその住人とか。それで立ち退きなどは問題外。
解決策の一つに、ブラジル的にカラフルな色に全体を塗るというもの。アジアモンスーン地帯の色彩感覚と熱帯のそれとは大違い。
とにかく灼熱の太陽の下、それに負けないくらいのどぎつい色が好きなんです。ショッキング・ピンク、ブルー、黄色、緑etc 遠目には美しい南国風景でしょう・・・
ところがところがです。まさか自分がピンクに塗られた家に住むとは、びっくり仰天! そのころ息子たちがまだ小さく、部屋を駈けずりまわるたびに、下に住むおばあさんから苦情!とうとう警察に訴えられる始末。
それで中心部から郊外にお引越し。政府の住宅政策で、20~30年払いの格安さ。物件に出会ったころは、まだ10軒くらいしか完成していなかったもの。2軒が一緒になった二階建て(soblado)で合計100軒の集合住宅。ピンクに当たらない確率にかけて。
こちらの人はクリスマス前に家をペンキで塗りなおしますが、我が家は経費の問題もですが、ただひたすら、雨風にまかせて、ピンクの色あせるのを待ちました。確か5年くらいたって、ベージュに塗り替え一安心!やっと家全体写真を日本の両親に送った思い出があります。今、1部にタイルを張った家となり、孫たちが飛び回っています。
えっ・・・!? ピンクの家に住むの!?
投稿者
aozora
at
2010年4月1日木曜日
ラベル: 普段着の生活
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