4月21日から24日まで、イースター休暇、ブラジルの連休です。サンパウロから南マットグロッソ州の州首カンポ・グランデまで飛行機(約1時間15分)で飛び、後は冷房付きバンで舗装道路を1時間、もう1時間はデコボコの土道、猛烈なホコリ、冷房ナシ、34度とにかく暑い!暑い!!
農場ホテルとでももうしますか、冷房ばっちりの部屋へ。子どもたちは鉱泉プールへ一直線!うらやましい!!夜は星空のもとで夕食です。ばっちり、南十字星も見えましたよ。
こちらの大農園は日本からの資本。地下1300mから1時間に23万リットルも湧き上がってくる鉱泉水を1.85Lのペットボトルにつめ、日本や台湾へ輸出しているそうです。源泉の名前も「アリガトウ源泉」。日本では1500円で「大自然の水 Agua Anew agua mineral natural」の名前で市場に出ているとか。一度お試しになってはいかがですか。とても軽い感じのお水でした。
他にもブラジル産の70種にのぼる野菜や果物と酵素を混ぜた整腸剤?!も作られ日本などに出荷されているとのことでした。
現代人は複合ビタミン剤やマクロビオチカ?などいろいろ健康や美容などに過度の関心をよせているようですね。毎日しっかり働き、バランスのある食事、そして、たまにこのような大自然の中で心のもやもやを吹き飛ばすのが最高だと思っています、私は。でも、ファスト・フードもやめられないんですけど。矛盾。
この旅はある日系の博物研究会で、ブラジルの自然を知り、植物採集などをする団体。参加者にはコケ研究家(ブラジルには12人しかいらっしゃらないとか)とか栄養学の教授とか、医者、看護師とか、なんか専門家ばかり。いろいろな話を聞けて、普通人の私には最高の学校でした!
はてしなく続くサトウキビ畑では甘い甘い取立てのキビも味わいました!!またさそっていだきましょう!
次はどこかな?
大自然の水を飲んできました!
ラベル: 旅行
東日本大震災への小さなお手伝い
あの大震災からはや一ヶ月がたちました。幹線道路・港湾等の復興は目に見えてよくなっているようですが、避難所で生活なさっている方々の数はまだまだ減っていません。高齢者の方々の健康が心配です。
原発問題で県外などに避難されている方々、故郷を懐かしむどころか、必死に、明日からの生活の建て直しをお考えのことと思います。道は必ずあると信じています。
1956年?にあった地震災害で、福島県のある村落の皆さんが、その翌年、アマゾンに入植したとのことです。また、チェリノブル原発のあとにウクライナ人グループがブラジル南部の同郷のコロニーに入植したとの
記録もあります。息子たちも、おじさん・おばさんに心配しないでと伝えて。こっちで生活しませんかと。そんなに簡単なことではないのですが。
それで、私たちの教会も小さなお手伝いをしました。4月10日、古着バザーを開きました。これは日本の教会の皆さんからのいただきもので、教会の活動のための資金になっている大切なものです。300人以上の方々が
協力してくださいました。
青年たちもカレーライスを食べて、がんばってくれました。古着のほかにも食堂や古本市、ケーキや石狩昆布などの食品、シュラスコ(肉の串刺し)もよく売れました。みんなの心が一つになって、小さなお手伝いができて感謝です。
日系コロニーで今までに1億円の義捐金が集まり、日赤を通じて送られたと邦字新聞が伝えています。
estão gambatendo エスタン・ガンバッテンド(皆がんばっているという日本語とポルトガル語の合作デス)まだまだです!!!
ラベル: イベント
「ガンバレ!! ニッポン!! 世界がついてる!」
あの大震災から1ヶ月近くがたちます。本当に地球の反対側から、主にNHKのTVや
当地ブラジルと欧米からのニュースを見ていますと、本当にすごいことがおこったのだなあと被災を受けて、苦労してもいないのに、何かがっくりしてしまいます。
本当に生きていくほかありません。生かされていることを感謝しています。こちら側でもそれぞれのできることをしています。
当地の日系人関係の諸団体や教育関係団体、ブラジル赤十字社を始めとするブラジル各種団体が主に義捐金を募っています。その他、慈善コンサート、慈善バザーなども行われています。ブラジル政府ももちろんです。放射線の影響が日本からの輸入品にどう関係してくるのか。すでに密封包装された日本食品などには影響がないと言っていますが、友人のはなしでは納豆、豆腐などが輸入されていないようです。
このたびの大震災が日本だけでなく、世界に与える影響も当然あります。世界第3位の経済国ですので、貿易相手国に対する危惧もでています。例えば、現地企業トヨタは輸入部品は4月分まではあるがその後は、日本の工場しだいということです。
しかし、トヨタは災害後に、ブラジル・トヨタは現地生産するために、サンパウロ郊外に工場を設立すると発表しました。そのため一流紙に雇用応募も出しています。
また、日本はブラジルの鉄鋼の11%もの輸入国です。鶏肉の輸出も減少する恐れもあります。
私の好きなエッセイスト・リヤ・ルフツ(Lya Luft)さんは日本人を英雄的な国民と賛辞をおくっています。この大震災を乗り越えるために、今、日本で交わされている4つの日本語を紹介しています。
‐がんばる gambaru(自分のできることをあきらめないで精一杯すること)
‐がまん gaman(忍耐強く、我慢すること)
‐かんしゃ kansha(救われて、多くの援助を受けられることに)
‐たすけあいtasukeai(お互いにできることをしあうこと)
この大震災に日本人は祖国のため、郷土のために、培ってきた宗教性や思想性と規律正しさ、勤勉さ、英雄的な勇気、愛情をもって乗り越えていくとほめています。なんだか
誇らしい気になります。イラストは破れた日の丸と崩壊した山にアリがしっかり足を踏ん張っているものでした。
ウルトラマンらしきものが、亀裂を除いているのもありました。また、北斎の波間の富士を利用してツナミで
流された町を描いた14歳の男の子のイラストを載せた一流紙に、不謹慎だと抗議のメールもよせられたとか。「ガンバレ!! ニッポン!!世界がついてる!」
ラベル: 普段着の生活