あの大震災から1ヶ月近くがたちます。本当に地球の反対側から、主にNHKのTVや
当地ブラジルと欧米からのニュースを見ていますと、本当にすごいことがおこったのだなあと被災を受けて、苦労してもいないのに、何かがっくりしてしまいます。
本当に生きていくほかありません。生かされていることを感謝しています。こちら側でもそれぞれのできることをしています。
当地の日系人関係の諸団体や教育関係団体、ブラジル赤十字社を始めとするブラジル各種団体が主に義捐金を募っています。その他、慈善コンサート、慈善バザーなども行われています。ブラジル政府ももちろんです。放射線の影響が日本からの輸入品にどう関係してくるのか。すでに密封包装された日本食品などには影響がないと言っていますが、友人のはなしでは納豆、豆腐などが輸入されていないようです。
このたびの大震災が日本だけでなく、世界に与える影響も当然あります。世界第3位の経済国ですので、貿易相手国に対する危惧もでています。例えば、現地企業トヨタは輸入部品は4月分まではあるがその後は、日本の工場しだいということです。
しかし、トヨタは災害後に、ブラジル・トヨタは現地生産するために、サンパウロ郊外に工場を設立すると発表しました。そのため一流紙に雇用応募も出しています。
また、日本はブラジルの鉄鋼の11%もの輸入国です。鶏肉の輸出も減少する恐れもあります。
私の好きなエッセイスト・リヤ・ルフツ(Lya Luft)さんは日本人を英雄的な国民と賛辞をおくっています。この大震災を乗り越えるために、今、日本で交わされている4つの日本語を紹介しています。
‐がんばる gambaru(自分のできることをあきらめないで精一杯すること)
‐がまん gaman(忍耐強く、我慢すること)
‐かんしゃ kansha(救われて、多くの援助を受けられることに)
‐たすけあいtasukeai(お互いにできることをしあうこと)
この大震災に日本人は祖国のため、郷土のために、培ってきた宗教性や思想性と規律正しさ、勤勉さ、英雄的な勇気、愛情をもって乗り越えていくとほめています。なんだか
誇らしい気になります。イラストは破れた日の丸と崩壊した山にアリがしっかり足を踏ん張っているものでした。
ウルトラマンらしきものが、亀裂を除いているのもありました。また、北斎の波間の富士を利用してツナミで
流された町を描いた14歳の男の子のイラストを載せた一流紙に、不謹慎だと抗議のメールもよせられたとか。「ガンバレ!! ニッポン!!世界がついてる!」
「ガンバレ!! ニッポン!! 世界がついてる!」
投稿者
aozora
at
2011年4月10日日曜日
ラベル: 普段着の生活
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