デルマ大統領現政権に対する抗議運動が続いていますが、抗議デモのほかに鍋たたき・スタイルがあります。なんか50-60年前の日本の主婦レンもおしゃもじもってやっていましたね。
先ず、PT労働党のTV政権番組が始まると、誰かが窓を開け、お鍋・フライパンの類をもちだし、フォークやおたま?などでチャカチャk、ガチャガチャたたきはじめます。それに呼応するように前や後ろのアパートや家々でも同じくガチャガチャ・・・・そのうるさいこと。お隣のお嬢さんも必死?にたたいてくれるので。それがだいたい10-15分くらい続きます。これをpanelaço パネラッソといいます。
panelaがお鍋ですのでおねべたたきといったところです。
抗議の一番はペテロブラスという石油公社の汚職問題。公共事業参加の折の企業家たちの政治家へのワイロ。マネーロンダリング、その額が半端じゃないので、いいかげんにしてよということになったのでしょうか。
三井・三菱等の日本企業の名前も挙がっていますが・・・・
必要悪か戦略的汚職?!なんでしょうか。政治の透明性は法律規制でしょうか。どの国も同じ問題をかかえていますが。それにしても現政権が昨年10月の選挙で勝利したんですからね。
先日の5月1日メーデーでは大統領がTV演説するのが恒例となっていましたが、鍋たたき後遺症?でしょうか、TVはせず、インターネットのみで流れました。インピーチメントまではいかないようです。
同日、元ルーラ大統領が演説し、労働党はジルマ大統領を国母として支援してほしいと訴えました。
今日は「母の日」、息子たちから生まれて初めて「お鍋8点セット」をもらいました。鍋たたきに使うつもりはありませんが。