美術品に囲まれた生活、いいですね!

財団の入り口

10年ほど前、Pinacoteca美術館でエマ・ゴードン・クラビン・個人コレクション展がありました。いつか
これらの美術品が彼女の邸宅でどのように飾られ、愛しまれていたのか興味がありました。
そして、
独身であった彼女の死後、エマ・ゴードン・クラビン文化財団が設立され、邸宅(900m2)が
一般公開の運びとなり、私の希望もかなったというわけです。

彼女は1907年リオで生まれ。ユダヤ系の両親はリトアニアからの移住者であり、当地で製紙業と
セルロース業で財をなしました。リオとドイツで教育を受け、父親の跡を継ぎ経営者となりました。

1940年ごろから、世界各地を旅行し、美術品を購入するようになり、カタログされたものは約1500点。
欧州の絵画(シャガール・ルノワール等)・彫刻・タペサリー、
中国や日本の仏像や陶磁器(唐時代・明時代8-18世紀のもの)など、

ブラジルの宗教的な彫刻や装飾品(壊される教会からもいろりろ譲り受けた)
1920年代のブラジル近代絵画などいろいろ。

欧米の財閥と比べると、例えばニューヨーク郊外にある元USスティール社長宅だった
Old Westbury Gardens ほどのものではありませんが、収集コレクションに囲まれて過ごした
女性の邸宅としてとても親しみが持てました。

彼女の好きな絵の1つに猟犬を従え、弓矢を持つギリシャ神話のダイアナ図があり、同じ構図で
彼女をモデルに描かせています。心に強さを秘めた女性像です。

作品や邸宅内部はネットでみられます。
www.emaklabin.org.br
お楽しみください。
内部撮影は禁止!何故だかおわかりですか。美術品の盗難を防ぐため、連邦警察の助言だそうです。
訪問するにも事前に氏名・身分証明書番号・住所などが必要でした。木・金し公開しません。



蘭がお好きだったんですね
イタリア製エンジェル



イタリヤから輸入したバスタブでしたが
お気に召さなかったので庭に。
高級住宅街には外車輸入店がずらり。
一度乗ってみたかった!?

サンパウロでの結婚式で一番
ステイタスのある教会。予約は2年先までいっぱい!























リオ市にもやはり個人邸宅をそのまま美術館に
したものがあります。まだあるかな。
天国の家美術館 Museu Casa de Ceu



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Blogには航海日誌という意味もあるとか。それならば人生の航海日誌を日々の何気ないできごとにたくして、人生の終盤を私流に生きていますということを、ちょっとかっこつけて、書いてみようと思い立ちました。サンパウロに住む利点を生かし、まったく個人の目からみたこちらのニュースも流します。もう一つ、自他共に許すあの福山さんの大ファンなので、彼の発言をだしに、一言申し上げる所存でもあります。反発され、石が飛んでくるかも知れませんね。

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学生運動の最盛期に卒業し、移住。血液 AB型 趣味 お琴・コーラス・読書

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