ブラジル国旗をバックに |
最近はブラジル関係の図書があふれていますが、
信頼のおける情報満載の図書はそんなにはないようです。
そこで、是非読んでいただきたい図書を紹介します。
「遠くて近い国ーシニア・ボランティアのみた21世紀ブラジル」です!!!
なるほど、なるほどと思うこと頻りです。
永らく貿易商社で勤務され、ブラジル政府とのビッグ・ビジネスにも
関わられました。退職後、JICAのシニアボランティアとして、再度サンパウロで
3年間生活されました。そのときの体験が元になっています。
その当時から「おいやんのブラジル便り」を出されていました。その時からの
熱心は読者でした。ブラジルの政府との交渉や大農場主との出会いなど、
一般人が体験できないことがさらりと、かかれております。
その一節をご紹介します。
「 ブラジル人は陽気で話好き、気さくな連中。少々いいかげんで騒々しいのですが。
日本人だとわかると『アリガト』とおじぎをしながらニッコリ、憎めない連中。
快適なリゾートホテルがあちこちにあります。北の国で稼いだユーロを懐に
いらっしゃれば、それはもう天国そのものです。
北の国は経済が強い。しかしゆとりがなくて住みにくい。南の国ブラジルは
政治家たちが派手に公金略奪を繰り返しているというのに、
なぜかゆったりと住みやすい。」
その何故かを解き明かしています。
お買い得ですよ。
著者ご夫妻にお会いしたことがあります。気さくで熱血漢あふれる方でした。
現在、和歌山県で出稼ぎブラジル人のためのボランティアをなさっています。
『遠くて近い国ーシニア・ボランティアのみた21世紀ブラジル」
著者 真砂睦
出版社 無明舎出版
定価 1680円
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