福山さん、歌えません! ♪生きてる生きてく♪
グーグル・アート・プロジェクトにブラジル初参加
www.googleartproject.com 世界40カ国の主要美術館151館が参加。いながらにして、それぞれの美術館の作品をみられるサイトです。
これに、①近代芸術美術館MASP Museu de Arte Moderno de São Pauloと②サンパウロ州立美術館Pinacotecaピナコテッカの2館が参加。
①サンパウロの目抜き通りAv.Paulista1578にあり。私立美術館のため、財政が苦しく、何年分もの電気代が払えず、盗難防止装置が作動せず、名画を盗まれたこともあり。作品はもどりましたが。大展覧会と銘打っても中身が貧弱なこともあります。http://masp.art.br/
4本の柱で宙吊りの形です。日曜日はピロティでアンチック市が開かれます。 |
②最近十年間くらいに、急激によくなった美術館。州立だけあり、ブラジル人の作品収集で強み。
しかし、ここの多分アルバイトだと思いますが、おしゃべりはするなど、にかく態度が悪い。世界からのお客様を向かえる準備はどうですか。現在、ジャコメッティ展開催中。
地下鉄ルース駅の前 http://www.pinacoteca.org.br
ブラジル初・刑務所内に大学設置
わざわざ刑務所内に造らなくてもと思うのですが。
on-line教育や遠隔地教育が十分ではないということです。とにかく、領土が広いので。
昨年12月に、第2回ブラジル日本デジタル放送推進シンポジウム 次世代の放送技術をテーマにサンパウロ大学で開催されています。http://www.inter-bee.com/ja/magazine/detail_industry.html?id=894&lang=ja
パライーバ州の州都カンピーナ・グランデCampina Grande市の刑務所の中に、パライバ州立大学が作られたそうです。現在、文学・歴史・数学部だけですが、工学部や医学部も作るとか。収監数1600人(男性96%・女性4%)どうも刑務所敷地内だと解釈しますが、成功を祈ります。
ちなみに、2011年の全ブラジルの大学受験者は530万人。21歳までが289万人、21~30歳までが170万人、30歳以上が77,5万人。自分で働きながら、勉強している人が多いから、受験年齢が日本とは異なります。
サンパウロ州が7,6万人と抜きん出ています。就労人口中、16.5%のみが大卒です。
世界大学ランキングでは、東大8位、京大21位、阪大・東北大51位の後、61位にサンパウロ大学が顔を出しています。サンパウロ大学のサイトhttp://www5.usp.br/
でも、いまだ15歳以上の文盲率が9,6%と世界で5番目の状態です。
政治家は教育が国の発展の基という割には、教育への出費を渋っています。
Bricsブリックス諸国(Brasil.Russa.China,Africa do sul)が、将来、ブラジルは大国となり、Ricsになるという人もいるそうです?!!中国も手ごわいですよ。
サンパウロ大学内にある日本文化研究所 1969年、当時の田中内閣時代の政府援助や経団連、コロニアの寄付で創立。 3階には日本文学・文化に関する専門書4万冊を所蔵する図書館あり。 |
エコーバックいろいろ
今年の4月4日からサンパウロ州でスーパーのプラスチック袋使用が禁止に。
腐らないゴミが自然環境に悪いということと洪水のときに下水詰まりの原因になるとのこと。
その代わり、大手スーパーでは、デザインもいろいろなエコーバックを0.50~5.00レアル(25~250円位)で販売。
バックには「自然は使い捨てできません。このバックを使ってあなたも自然環境保護にご協力を!」と書かれています。
日本人は袋好きですが、ブラジルではそれほどでもない。今でも、赤ちゃんを連れてるお母さんたちが、日本なら大きなバックが普通ですが、とにかく身軽で何かあったら大丈夫かなと思っています。
タウンバックとしても使われ始めています。ちょっとカッコイイのでは!
コーヒー黄金期 その③ コロニア様式の町並み
19世紀中ごろのコーヒー景気で栄えたバナナル市の町には、まだその頃の景観が残っています。現在は、刺繍や編み物、チーズ、カシャサ(焼酎)、スイーツなどの手工業と観光の町となっています。お土産にししゅうのテーブルクロスやミナス産の白チーズを買いました。
一番きれいなソブラード(二階建て邸宅)。1836年頃は裁判所として機能。 |
小さな町の朝は連休でもこの静かさで時が流れます。 |
1980年代の公園にあった鉄製の噴水兼水のみ場。 昼食は近くのレストランでミナス料理。ポル・キロ(1KGいくらの量り売り?) |
窓とベランダの鉄製のレース模様がクラシックです。ガラス窓が外で戸が内側です。 |
マモン(パパイア)の木。 写真をとってましたら、家の人が出てきて、他の木から10個ももいでくれました。 サンパウロのフェイラで買ったみたい。おいしかった!ありがとうございます。 マモンの木はオスとメスがあるのご存じですか。 |
クワレズマ(キリスト復活前の四旬節の花)ブラジルのどこでも見られます。 |
パスコア(イースター)ですので、木にウサギのお人形も飾ってありました。 今年のパスコアを旅先でお祝いできてよかったです。 人種問題を考えることもできました。 |
コーヒー黄金期 その② 黄金の道・奴隷の道
ブラッソ河が造った「7つの滝」Sete Quedasの一つ。心が静まります。 |
滝を見ながら、聞きながら、それぞれに散策です。夏でしたら泳げたのに。 |
「七つの滝」の一番高い所に位置するこの滝には 往復1.5日かかるので、遠景で我慢。絶景です。 |
どこにも見られる野生ラン。これは「黄金の雨」 |
ダイヤモンドなどの鉱石やカフェーなどを運んだ道。名付けて「黄金の道」 誰がはこんだの?奴隷たちです。 |
前日の雨でこけむした石がすべるので、注意しながら、登る。 落ちても助けにいきませんよという脅しを聞きながら。きつい!! |
コーヒー黄金期 その① 大農園
パスコア(キリスト復活日)の連休はサンパウロ市から310kmはなれたバナナルBananal市へでかけました。植物を研究しているグループに入れていただき、3日間の旅でした。
リオ州に近く、19世紀中ごろのコーヒー栽培として栄えた所、コーヒーの大農園があり、また、コロニア様式の町並みー大邸宅・旧市立劇場・ブラジルで最初の薬局などーが残されています。
1855年造り、意外と質素。ピストルのコレクションと一緒に奴隷拷問の機器がずらり。 コーヒー貿易より奴隷密売で儲けた農場主もいたとか? |
内装・家具もコロニア様式?銀器が目立ちます。手入れが大変だったでしょうね。 |
優雅な生活の同じ家屋の地下室が奴隷小屋を兼ねていました。 |
彫刻の黒人女性が窓からおで迎え。 |
この農園には当時としては珍しい水洗式?トイレが屋内にありました。 その水は働けなくなった奴隷を水ぜめで殺す場所まで流れていきました。 |
ブラジルでは11月20日が「黒人意識の日」Dia Conciencia negraとして祝日と なっています。国民の意識改革の表れでしょうか。 |
本当に碧い碧い空なんです。 |
ゲスト・センターです。地域の動植物や鉱物を展示しています。山登りにはギアが必要。 |
生まれて初めて 梅狩り!
サンパウロ市から70k離れたピニャールドスル市でブドウを生産しているA氏の農園に梅狩にでかけました。
イタリアブドウの生産が中心なので、梅やオレンジやレモンなどは、実が落ちる前にとってってくださいというありがたいお言葉に出かけました。梅がこんなふうに実をつけることも知りませんでした。形がいいですね。
70歳代のA氏ご夫妻はお元気にブドウ作りに精をだされていますが、次の後継者がいないので、「どちらかが倒れたら、この農園も終わりです」と残念そうでした。
おいしいシュラスコをごちそうになり、梅の実をいっぱいいただいてかえりました。
6ヶ月後、梅酒となり、毎晩、チョットずつ飲んでいます。
詩心があったら、一首できそうなのに、頭に浮かんだのは、 あの梅酒のCMソングとは?! |
ラベル: 普段着の生活
憲法記念日 ブラジルにはありませんが
5月3日は日本では憲法記念日ですね。最近は改憲ムード優勢のようですね。
ブラジルでは最近、連邦裁判所から、「連邦大学と州立大学の人種枠」を合憲とする裁判結果がでました。 これは現在、学費ただの州立大学(例USPサンパウロ州立大学など)入学には、高額の学費を予備校に払える家庭の子弟したか入れません。学費は1000~2000レアル(最低給与600レアルの国で)もかかるので、貧乏人には最初から無理。
そのため、特に黒人・インディオ枠と、社会枠(困窮世帯対象に学費援助)を設けても、「憲法の教育を受ける権利」に対する逆人種・社会差別ではなく合憲だとしたのです。枠の率については州により違いっています。黒人数が少ないリオ・グランデ・ド・スール州は30%と高率です。サンパウロ州などはそこまで多くありません。
しかし、大学で枠を設けるのではなく、小中学校から援助を開始しなければ効果は少ないと思います。事実、せっかく大学に入っても、卒業できないケースも多いとか。また、大学内で差別を感じる学生もいます。
私もUSPサンパウロ大学の付属機関で10年間働きましたが、工学部・医学部などの学生駐車場には新車が並び、先生方は中古車が目立ちました。私も10年ものでした!ハイウェイを低速度で運転し、どなられたこともありましたが懐かしい思い出です!
ラベル: 普段着の生活