5月3日は日本では憲法記念日ですね。最近は改憲ムード優勢のようですね。
ブラジルでは最近、連邦裁判所から、「連邦大学と州立大学の人種枠」を合憲とする裁判結果がでました。 これは現在、学費ただの州立大学(例USPサンパウロ州立大学など)入学には、高額の学費を予備校に払える家庭の子弟したか入れません。学費は1000~2000レアル(最低給与600レアルの国で)もかかるので、貧乏人には最初から無理。
そのため、特に黒人・インディオ枠と、社会枠(困窮世帯対象に学費援助)を設けても、「憲法の教育を受ける権利」に対する逆人種・社会差別ではなく合憲だとしたのです。枠の率については州により違いっています。黒人数が少ないリオ・グランデ・ド・スール州は30%と高率です。サンパウロ州などはそこまで多くありません。
しかし、大学で枠を設けるのではなく、小中学校から援助を開始しなければ効果は少ないと思います。事実、せっかく大学に入っても、卒業できないケースも多いとか。また、大学内で差別を感じる学生もいます。
私もUSPサンパウロ大学の付属機関で10年間働きましたが、工学部・医学部などの学生駐車場には新車が並び、先生方は中古車が目立ちました。私も10年ものでした!ハイウェイを低速度で運転し、どなられたこともありましたが懐かしい思い出です!
憲法記念日 ブラジルにはありませんが
投稿者
aozora
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2012年5月10日木曜日
ラベル: 普段着の生活
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