琴コンサート 静寂と振動


国際交流基金サンパウロ事務所の文化広場でお琴のコンサートがあり、行ってきました。

今回は芸大邦楽部を卒業された西陽子さんを迎えて、約130名くらいの皆様がお集まりでした。
仕事の関係で第1部の伝統曲「みだれ」などは残念ながら聞きのがしました。

第2部「宮城道雄亡きあと、筝の新しい奏法を生み出し、筝の音楽をダイナミックに変革」した沢井忠夫作曲の「鳥のように」。超絶技巧をなんと軽やかに弾かれるのでしょうか。(専門的なことは分かりませんが)
「青森蛙」という「仲間たちとうまくなじめず、離れざるをえなかった1匹の蛙が残してきた仲間への思い、寂しさや孤独さが、深い森の奥の水辺の情景」とともに描きだされた詩を朗読しながらの演奏でした。このような演奏形態もあるんですね。ずきんと心に残る詩と旋律でした。

 ジプシー音楽を西さんが編曲なさった「ホラ」恐ろしいくらいの早弾きでした。ブラボー!
最後は「さくらさくら」と「荒城の月」の二つの変奏曲。外国で聴くともっと感動する日本そのものをあらわす曲ですね。春、さくらの生命力と栄枯盛衰の古城。
 
日頃の忙しさも悩みも少しうすれました。
明日からまたがんばろうっと。



 

2 コメント:

風の丘情報局 2010年10月24日 4:04  

はじめまして
音楽がお好きなようなので、日本からのお知らせです。
31日に文教講堂で14時から開かれるコンサートに日本のシンガーソングライター関島秀樹さんが出演されます。
きっかけは、熊本出身の彼が作った「帰らんちゃよか」という1曲の歌でした。
原曲は本人が歌う「生きたらよか」といいます。
故ばってん荒川さんが歌い、現在は演歌歌手の島津亜矢さんがNHKでもよく歌ってくださるので
遠くブラジルの方にも覚えていただき、NHK喉自慢で歌った方が優勝されたこともあります。
初めてのブラジルで、あれこれネットサーフィンをしていてこのブログにたどり着きました。
実は関島さんは龍馬にもゆかりがあり、
滋賀県で「近江の風~龍馬夢倶楽部」という龍馬会のキャプテンでもあります。
今回のコンサートでもこの龍馬会全国大会で誕生した「龍馬の夢」という歌も歌う予定です。
55才のシンガーですが、デビュー当時は俳優でもあり、
系統からいえば実に福山雅治さん系です。
実は私も福山さんファンです。好きな歌は“good night”
もしよかったら、関島さんの歌を聞きに来てください!
突然、失礼しました。

aozora 2010年10月28日 11:11  

お知らせありがとうございました。
当地にも龍馬会があり、先日も鹿児島大学の先生が龍馬が生きていたら、北海道開拓やもしかしたら海外移住もプランに入っていたかもとコメントされていたのを邦字新聞で拝見しました。
近々、岩崎弥太郎と関係のある東山農場へハイキングにいきます。楽しみです!(管理者より)

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ようこそ

Blogには航海日誌という意味もあるとか。それならば人生の航海日誌を日々の何気ないできごとにたくして、人生の終盤を私流に生きていますということを、ちょっとかっこつけて、書いてみようと思い立ちました。サンパウロに住む利点を生かし、まったく個人の目からみたこちらのニュースも流します。もう一つ、自他共に許すあの福山さんの大ファンなので、彼の発言をだしに、一言申し上げる所存でもあります。反発され、石が飛んでくるかも知れませんね。

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学生運動の最盛期に卒業し、移住。血液 AB型 趣味 お琴・コーラス・読書

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