10月3日に州知事、上院、下院、州議員の選挙は終了しました。
1997年、当時8歳の太田さんの息子さんIvesが誘拐され、11日間にわたる交渉もむなしく、殺されました。犯人は夫が経営するスーパーの警備員であり、現役の警官でもありました。
誘拐事件は後をたちませんが、彼女はその悲しみを暴力を失くす運動=「平和と正義のために・イベス・オタ運動」にかえました。被害者家族をまとめ、その先頭にたち、刑法改正嘆願書に300万の署名を集めました。
死刑のないブラジルは長期の禁固刑は30年間でその刑期の5分の2を過ごせば仮釈放せれます。彼女はこれを100年に延ばす改正法案を出すそうです。
憎しみからは何も生まれないこと。犯人を許せるようになった時、生きていく新たな力が生まれたといいます。隣人を愛し、許すことの大切さを再認識するために「平和週間」を法制化したいそうです。
ブラジルのため、サンパウロのため、その母親力と女性力に期待します。
次の日曜日10月31日にブラジル初の女性大統領が誕生する予定です。国会議員に女性が占める率は日本よりは多いと思いますよ。
0 コメント:
コメントを投稿